設立趣旨
旭市は東日本大震災において 地震・津波による 甚大な被害を受けた 。市民まちづ くり活動事業団体「光と風キャンペーン実行委員会」は、旧飯岡町の観光資源発掘とその情報発信が本来の目的であったが、「津波写真展で活動を再開したことは、我々の体験を後世へ語り継げとの天命だ」と感じて今日まで活動を続けてきている。
被災者の聞き取り調査から「語り継ぐ会」や「復興かわら版」が生まれた。震災の年に始めた防災教室ツアーの参加者は延べ数千人を下らない。3・11「いおか津波を語り継ぐ集い」では「忘れじの時計」が自立し、「語り継ぐいおか津波」は旭市の防災教育の副読本として採択を受けた。さらに「復興観光まちづくりコンペ」の主催、お土産品の開発など、いずれも多くの善意で支えられてきた。今後の 活動を持続していくために、光と風キャンペー実行委員会を発展的に解散して、そのすべての財産を継承るもとして「特定非営利活動法人光と風」を設立 させることを決心した。
その目的は、被災者聞き取り調査記録集「語継ぐいおか津波」の考えもと、旭市 及び隣接地域の復興観光まちづくり推進へ寄与することに置く 。復興まちづくり並びに観光の復興と振興、地域安全に資する活動を行い、そのために東日本大震災のメモリアルとその教訓を活かした防災教育、旭市地域における円卓会議の運営その他事業を、誠意を以て実施することをに誓うものである。